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大地震体験と断食

昨日の震度6の新潟地震(平成16年新潟県中越地震と先ほど正式に命名されたらしい)に関して、朝になって被害状況の映像や地震情報が入り、ニュース映像で流されています。すでに寒さ厳しい新潟の被災者の方々に、一刻も早く「水と食べ物、できたら温かい食べ物、それと毛布」の救援物資が届けられますように!と、自分の経験から真っ先に思いました。

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そう実は私も、9~10年前の真冬(1月)の阪神淡路大震災(震度7)の被災者なのです。被災地のど真ん中にいて、住んでいた新築のアパートが一瞬にして全壊、ライフラインは全部停止。崩れ落ちかけているアパートから布団を持ち出して、近くの小学校の屋根もない校庭で、寒さに震えながら一夜を過ごしました。その時上空を、マスコミのヘリがやたら飛び回っていて騒がしく、

「どうせ夜で映像なんか撮れないんだから、物見高く私ら(被災者)を撮影する前に、おにぎりとか水とかの救援物資でもヘリから投げ落としてくれよ~

1024-KuroSato.jpg【写真】地震対策食として、茶色の糖分である黒砂糖のかたまり+水はおすすめです。私のお気に入りは、鹿児島県の喜界島産と奄美大島産で、この写真は私の黒砂糖コレクションの一部。10種類くらいは常備して、気分で食べ分けています。すみません、相変わらずのグルメ&凝り性です。

と、被災したみんなでお腹を空かしながらぶつぶつ言っていました。結局、救援物資の食べ物と水が避難所に来たのが2日後、温かい食べ物にありついたのが4日後でした。普通のインスタントラーメンでしたが、死ぬほど美味しかったです。

この地震体験からその後、ちょっとしたPTSD(外傷ストレス関連障害)、いわゆるトラウマ(精神的外傷)になりました。地震のときのように食べたくても食べ物が手に入らなくなるかもという怖れからドカ食いしたり、飛行機の揺れにうなされて飛び起きたり、みるみる+10kgくらい太りましたね。太る原因は、第一にココロのアンバランスの問題!というのを身に沁みて感じました。

この不安定な心の状況をなんとか解消しようと、初めて試してみたのが「断食」だったんです。神戸の近くの淡路島に「五色村健康道場」という老舗断食施設があって、やはり被災した友人たち(主として20-30代女性)の間でちょっと流行ったんです。「PTSDになぜ断食?」と思うでしょ?聞かれると説明に困るのですが、なんとなくの理由としては、

1.「食べ物が手に入らないかも」という漠然とした怖れに向き合うために、「食べ物が食べられない状況」を人工的に再体験して、それをコントロールするすべを身につけて、それが最悪の状況ではないことを直視したかった。

2.身の回りで建物・モノの崩壊や多くの人の死を見すぎて無常感にさいなまれていたので、体とココロを空っぽにして精神的にすっきりしてみたかった

3.たまたま近くに「五色村健康道場」(以前このサイトでもご紹介済み)という老舗断食施設があって、ここは兵庫県だか市町村も出資していたので、兵庫県民の私たち被災者には料金割引があったから

そのときは深く考えずに「断食?よさそう!」と直感的にはまってみたのですが、あとからPTSDの治療法とかの本を読んでいると、「PTSDの漠然とした不安感を克服するにはその不安を直視する」という1のやり方は有効なようです。また10日ほど断食してみて、飢えに対する怖れもほぼなくなり、確かに気分もすっきりリセットされました。

なーんだ、人間って数日食べなくても(水は必要)生きられるんじゃないか」
「地震のときのすごい空腹感は低糖症状(血糖値の下がりすぎ)のせいだったのか。水を飲みながら砂糖をちびちびなめていたら、大分緩和されていたんだな

と思えるようになったのが良かったです。

今ではいざというときの地震に備えて、地震&断食の準備万端。アウトドアもしないくせに本格的なアウトドアセット(小型テント、寝袋、お湯の沸かせる小型コンロなど)と、断食セット(エビアンの1Lボトル、生姜紅茶材料(粉生姜と黒砂糖)、100%人参の缶ジュース)などを、車輪付きバッグに入れて常備してます。東京で地震が起きても多分長くて3日もすれば救援物資は届くだろうから、それまでこの設備で「プチ断食中だ!」と思って耐えるぞ、と真剣に思っているおめでたい私です。

被災経験者の私ほど極端にならなくても、最低限の地震対策食として「水と茶色の糖分」を常備しておくのはおすすめです。具体的には、
・ペットボトルの水
・黒砂糖の塊
(または甘めの野菜・フルーツ缶ジュース)
を用意するだけでOK。

よく防災グッズセットとかに入っている乾パンやフリーズドライフードなんて、お腹へっていてもまずいしのどが乾くし量も少ない。大体、貴重品とか毛布も持ち出さねばならないので、そんなにたくさん食料を持ち歩けないんだよー、ってことで、黒砂糖ならまだ軽い。水を飲みながら茶色の砂糖をちびちびなめて、ゆっくり血糖値を上げてキープすれば、3-4日は体力と元気をキープできて、ちょっとは落ち着いて救援を待ったり、地震後の自宅の片付けができたりします。

また、白砂糖とかよく非常食といわれるチョコレートも、実はあまり良くないです。急激に血糖値を上げる「白い精製された砂糖」なので、空腹感がいったん紛れてもすぐお腹が空いてしまい、また急激な血糖値の上下でいらいらしてしまいます。

私は実は「黒砂糖マニア」でもあるので、黒砂糖の正しい選び方などの詳しい記事も、リクエスト投票が多ければそのうちまた書きますね。黒砂糖といえば有名な沖縄産がよいとか思ってませんか?違うんですよ。ご興味のある方は、こちらを押してリクエストしてください。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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10月 24, 2004 21 食事(断食系) |

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>> さっきtakahashiからメールがあって、小千谷市のS先生ご夫妻は無事だったとのこと。ひとまず胸をなでおろす。 その後、長野の実家に電話... 続きを読む

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昨日夕方の地震から一夜明けて、被害状況もだいぶ見えてきたよう。 台風で地盤がゆる 続きを読む

受信: 2004/10/25 1:25:52

コメント

果報者さん、あさぎさん、

リクエストありがとうございました。頑張ります。

asukaさん、

食べること好きな人は大歓迎なのが、食いしん坊の多い美健楽ダイエット!ぜひぜひまた訪問&コメントにいらしてくださいね。

投稿: 桜子(皆さんへ) | 2004/10/27 0:33:25

緊急避難時の持出袋について、NHKの「ためしてガッテン」という番組で紹介しているものが比較的実用性があると思います。HPで紹介されていて、私はコレを参考にして備えています。実際、用意してみて自分でかついで動けなくては意味ないですからね。
黒糖は奄美大島では本土でのチョコレート感覚で食べられていますよね。その感覚で沖縄の黒糖を口にすると、後味がしょっぱくていただけません。桜子さんは質も吟味した黒糖をセレクトしているのでしょうか?参考にしたいので黒糖記事もお願いします。

投稿: あさぎ | 2004/10/25 14:36:16

桜子さん、レスとコメントありがとうございました。
TB削除してくださってありがとうございます。
もう一度TBさせてください。

そうそう、田中知事は生理用ナプキンのことも言っていました。多分ブラシより先に必要なものと言っていたと思います。

被災地の方が一番喜ぶのが「義援金」と言っていただけると、寄付もしやすいですね。
義援金ってちゃんと震災に遭われた方に届いているのか、役に立っているのかとかイマイチわかりにくいところもあって躊躇しがちだったのだけど、これで安心して寄付が出来ます。
「お手伝いボランティア」はやはり現地までなかなか行けないから、けど何かしたい、と思っている人にはやはり「義援金」が一番なのかも。

それから震災の話から逸れますが、私もおいしいものが大好きで、おいしい物を食べつつのダイエット、に興味があるというか、太らず美味しい物も食べる方法、がないかと思っているところで、これからもぜひお邪魔させてください。


投稿: asuka | 2004/10/25 1:24:19

桜子さん、こんばんは!ここ3日ほど、実に読み応えのある記事が続いていて、楽しみに読んでいます。お忙しいのにこんな記事が毎日書ける桜子さん、スゴイ!

今回の地震は、新潟に知人がいることもあり、少し気を抜くと、新潟のことばかり考えてしまうような状態に陥っています。次の台風が、前回の台風と今回の地震の被害地に来ないことを祈るばかりです。

私もアトピー治療のために断食をしていますが、生まれて初めて「飢餓感」というものを感じて、モノの考え方も変わりました。

桜子さんと同様、「心さえ穏やかに保てば、2日何も食べなくても平気なんだ」ということがわかり、また、飢餓に苦しむ人の気持ちや、かつて貧しかった自分の先祖たちの気持ちを追体験することもできた気がします。結果、自分の想像力の幅が拡がったのではないか、と思っています。

で、私が何でアトピーになったかというと、それは「サラリーウーマン 兼 漫画家」生活で多忙を極めたから(苦笑)。本業も副業も、趣味を仕事にしたようなモノなので、没頭してしまって切り替えがきかなくなってしまったのですよ。で、桜子さんが指摘されていたスパイラル状態に、完全に陥っていました。

そんなわけで、私は桜子さんの「忙しい人のダイエット」記事を期待しています!

投稿: 果報者 | 2004/10/24 22:46:23

asukaさんへ

コメントありがとうございます。たしかに被災者たちのあいだでは、「この体験は体験した人でないとわからないだろうなあ」と、ちょっと戦争体験者のような気持ちでよく話していました。が、asukaさんのように理解したいと思ってくださる方がいるのはやはり心強く嬉しいです。

被災地神戸を自転車でうろうろしていた田中さんは、そんなことをTVで言っていましたか。ふっふっふっ、でもちょっと甘いな。情報(簡易ラジオ)、水、食べ物、毛布の次に女性が緊急に欲しいのは、

薄型生理用ナプキンかパンティーライナー
資生堂の水がなくてもOKのドライシャンプー
(子供がいたら)赤ちゃん用のおむつ

ですね。下着とくしはその次!水が使えるようになってからです。それまでは生理用ナプキンがあれば、下着でなくそれをかえれば女性はけっこうしのげるし、気持ち悪くなってくる髪もドライシャンプーで多少すっきり。赤ちゃん用おむつなんかは、今すぐ欲しい絶対必需品!

あっ、なんか生々しいお役立ち情報ですみません。でもこれらも防災持ち出し袋に入れておくといいですよ。こうした阪神淡路大震災の教訓が新潟の地震にも生かされるといいなあと思っています。

でも一番一番、被災地の人が喜ぶのは、ぜったいに「義援金」か「お片づけ手伝いボランティア」。なにしろ一瞬にして財産がふっとぶので、お金はやはりありがたかったです。私もあの時のご恩返しに、今年は収入の一部を災害義援金に寄付しようと思っています。でも今年は天災が多すぎて、どこに寄付したらいいのかが、悩みだ...

投稿: 桜子(asukaさんへ) | 2004/10/24 16:47:24

すみません、TB2度も送ってしまって。
記事も書き直しがうまくいかず一旦削除してしまったのですが
TBはそのまま残ってしまうのですね。
お手数ですが削除していただけたらと思います。
本当にすみません。

投稿: asuka | 2004/10/24 12:39:39

急激に血糖値を上げる白砂糖やチョコレートより黒砂糖がいいとは知りませんでした。
地震の備えにとても参考になりました。

実際に被災された方の意見はやはり違いますよね。
被害にあってみて初めてわかるということは多いと思います。
言葉は悪いけれど、経験したことがなければ所詮他人事、というのはあると思います。
自分がその立場になって考えて行動する、それが思いやりの心、と子供の頃言われながら育った。
でもそれがいかに難しいことか。

被災地の方に、早く水と温かい食べ物、毛布、それとお子様の離乳食が届けられますように。
それから今朝田中康夫さんがテレビで言ってましたが、替えの下着があるだけで気持ちがどれほど違うか、と。
下着ぐらいいいじゃないか、ではなく、こんなときだからこそ、新しい替えの下着が必要なんですと。
下着を替えるだけで気持ちが違ってくるのだから。
女性の場合は、それに髪を整えるくしなんかもあるといい、とも。
実際に震災にあわれた方の声を聞かなければわからない事ですね。

TBもしていきますね。

投稿: asuka | 2004/10/24 12:15:03

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