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緊急!エコナ油パニックの対応策

    突然ですが、花王のエコナ油、使ってませんか?ダイエッターにとっては魅力的な、【からだに脂肪がつきにくい油】ということで、大々的にCMを流して長年売っていた、”健康”オイル・エコナ。しかも特定保健食品(トクホ)にまで認定されて、お上のお墨付きだったのに。

    今回、発がん性の恐れが高いと疑われる物質が大量に含まれているということで、この花王の健康油エコナが販売自粛となりました。(一応まだグレーでクロではないとのことで、返金や買い戻しはしてもらえないよう。)

    ★花王のやや言い訳がましい販売自粛広報はこちら

    ★花王エコナの発がん性を詳細に伝えたジャーナリストレポはこちら

    2009-0726-200225.JPG
    【写真】私は、毎日使う調味料はかなり厳しくセレクトしてます。

    私は、以前からこの油、ずっとうさんくさいと思っていたので、自宅では一切使っていません。このブログやセミナーでも再三言ってきたように、

    ★エコナみたいに”体に脂肪がつきにくい”という人工的に加工・ブレンドした化学合成油は、うさんくさい。そのうち何か問題がでてくる

    という予言が、ぴったり当たりましたわ。やっぱりね。

    花王はマーケティングがうまい会社なので、新技術とか新成分の油を、いかにも革新的なもののように大量CMで”刷り込み”して、エコナをプレミアム価格で売っていました。お中元やお歳暮としても人気だったので、メタボを気にする主婦とか、ダイエッターは、たいがいエコナまたは競合品のリセッタなんぞを使ったことがあるはずです。

    ちなみに、こういう今まで健康食材とされていたものが、実は発がん性がある毒だった、というニュースがでると、

    ★何を信じたらいいんだ?

    とパニックに陥る、なんちゃって健康志向な型やダイエット・ジプシーがたくさんいるはず。でもその答えは、これまた私がこのブログで再三言っていることで、その基本さえ押さえておけば、超簡単なことなのですよ。その基本とは、

緊急ニュースなので本日2度目の更新。
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    +Natural: 自然に存在しない、新しい加工や新食材は信用しない。(不自然な化学合成油は食べない)

    +Traditional: 世界のどこかの地域で、伝統的に長いこと食べ続けられている食材でない限り、ここ数年ぽっとでてきた新食材(アガベとかもね)は信用しない。世界のどこかで長年食べ続けられているということは、ある種の人体実験ができている。健康にいい(害がない)というデータの裏付けがあるということだから。

    こういう単純なことなんですが、わりに一般的には知られていない。かくいう私も、これらを含む10の基本というのを、ホリスティック栄養調理学の学校で習ったから、基準がきっちりできて迷わない、パニックにならなくなったんですけどね。

    というわけで、すぐさま、自宅にあるわけわからんエコナやら類似品の化学油、あと、知らない人も多いけどサラダ油も変な化学合成油ですから、即刻止めよう!

    ★代わりに、100%ナチュラルなたね素材だけのなたね油を、大量に使う油として使いましょ。できればオーガニックの低温絞りがベストだけど、成分表示をがん見して、へんなもの(保存剤や添加物)が混じってないピュアなものなら、とりあえずよしとします。

    そのほかの安全な油としては、

    ★オメガ3のためのえごま(しそ)油(ドレッシング・マリネ用)や、
    ★オメガ9のためのオリーブオイル(ドレッシング・洋風料理用)

    といった3種の油があれば、それで十分。

えごま油とオリーブオイルは、高温調理には向かなくて(スモーキングポイントが低いと専門用語でいいます)値段も高いので、普段の天ぷらや炒め物には、お値段が手頃で大缶で買えるなたね油がいいのです。オリーブオイルで天ぷらしてるなんて自慢げにいう健康オタクは、調理やグルメの知識がない人なので、信じないように。

    また、最近はいい油をとるというのが健康法として定着化していますが、

    ーオメガ3や9のいい植物油なら、量は気にせずいくらでも食べていい。体にたまった皮下脂肪はいい油で流すから、ダイエッターにもいい

    なんていう、ホリスティック栄養調理学を履き違えた人もいます。が、油は油。カロリーの分だけがっつり太りますので、いい油でも控えめに、限度をもって食べましょう。油でも肉でもなんでも、いい質のものなら好きなだけ食べていいとかいうのは、ダイエッターや健康指向の人に媚びた自己流ダイエット法。まずは質にこだわり、それから量にもほどほどに気をつけるのは、ホリスティック栄養学の基本中の基本です。

    あとね、私も実は目をつぶっていたのですが、きっぱりやめようと思ったのは、

    ★エコナやリセッタといった油を使っている外食やお惣菜チェーンの、揚げ物や市販デリを買うのは控える

    ってこと。私のお気に入りのRF1の揚げ物は、リセッタを使っているってことを売りにして、健康指向イメージをPRしてたんです。今回問題になっているのはエコナですけど、類似品の化学油もやっぱり信じちゃいかんと思う。市販品の中に入り込んでくる分には量もたいしたことないし、まっいいかと甘くみていたのですが、やっぱり、きっぱりやーめた。

    とりあえず、RF1さんやリセッタのメーカーに、エコナは販売自粛だけど、リセッタは大丈夫ですか?発がん性を疑われている物質の含有量などについて、聞いてみようかと思っています。

    あと、これで特定保健食品、通称トクホの信頼も地に落ちるかも。厚生省も責任を問われるべきですね。でもまあ、私ら生活者としては、トクホを信じすぎないというのが大事かも。トクホの審査がいいかげんで、長期的データを求めてないのが、今回の件でばれてしまいましたから。

    もちろん私だって、いいと思って食べていたものが実は。。。という過ちは今までもしてきたし、今後もすると思う。でも、

+大量に長期間食べ続けるものは、なるべくナチュラル・オーガニックなものにこだわる。私の場合、生姜、にんにく、バナナ(スムージー用)、卵、ニンジン、玉ねぎなどを、高いけどなるべくオーガニックにしています。

+過ちに気付いたら、すぐさま理由を追究し、習慣を変える。

+その食材がいいものかどうかは、ホリスティック栄養学の10の基本に沿って選んでいく。

こういう点に気をつけていたら、大きな害にはならないと思います。

    前回の記事でも書いたけど、エコナやポタジエのように、なんちゃって健康食材、実は不健康というものにだまされないよう、しっかり見抜く目を養いましょう。それではまた。

★追記: 管理栄養士である私の姉に電話したら、お中元でもらったとかで、ここ2か月ヘビーに使っていたそう。絶句してました。

私が半年前に姉に、エコナ油ってどう思う?って聞かれて、即座にやめとけ!あれ、絶対不自然で問題起こすから、って忠告してたのに。もらいものだとつい、使っちゃうみたいですね。日本の管理栄養士でもこんなもんですから(苦笑)、ダイエッターのみなさまがエコナのマーケティングに乗せられていても、仕方ありません。まだグレーですが、疑わしきは使うのをやめておきましょう。

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9月 17, 2009 20【2食事分野】): |

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コメント

はじめまして
いつも楽しくためになる記事よまさせてもらっています。
先日桜子さんおすすめの本「オキナワ式食生活革命」をよみました。
本では沖縄の人はキャノーラ油(なたねを品種改良して有害な物質を取り除いた油)をよく使い健康にも良いとありますが、桜子さんはキャノーラ油ではなくなたね油をつかっているのは
何か理由があるのですか。知識がとても豊富な桜子さんが選んだ油なのでとっても気になります。
忙しいかと思いますが、お返事いただけるとうれしいです。

★以下、管理人よりお返事です

>桜子さんはキャノーラ油ではなくなたね油をつかっているのは何か理由があるのですか。

ご質問ありがとうございます。私にとっては、キャノーラ油でもなたね油でも、変な加工や混ぜものがしていない100%ピュア植物油なら、どっちでもOK。キャノーラはなたねを品種改良したものなで、ケミカルや化学的加工はされていないので、USのホリスティック栄養学でも、どっちもほぼ同じという扱いがされていました。

ただし、USの料理学校で使っていたのは、正確にいえばオーガニックのキャノーラ油のほう。キャノーラは肉食寄りのUSでの食生活に合わせて品種改良されたという、US向きの油だから。

沖縄はUS軍の影響が戦後大きかったので、USで汎用されているキャノーラのほうを使っているものと思われます。沖縄の現代食もかなりアメリカ化されて、ステーキ肉や肉脂、小麦粉(沖縄そば)などもたくさん食べている。このアメリカ型食生活には、キャノーラがいいと思うので、私も沖縄やUSで暮らすなら、キャノーラに戻ります。

一方、日本では、伝統的に食べられてきたのはなたね油のほうなので、日本食や日本人の体質に合うのはこっちだと思う。また、マクロビオティック団体がなたね油のほうをキャノーラより薦めているのも、私同様”どっちがより日本の伝統的な油か”という観点からだと思います。つまり”身土不二”の考えですね。

つまり、
1.ナチュラル:ケミカルや加工が少ない100%ピュア植物性である、
2.トラディショナル: その地域で、伝統的に食べられてきた健康食材である

の2つの基準から、US/沖縄ではキャノーラ、それ以外の日本ではなたね、という食べ分けを、自然にしているわけです。この2つを含むホリスティック栄養調理学の基準が、やはりフード選択の基本になっていると、私も最近自覚しました。私が今企画しているハート&フードセミナーでは、こういう基準等もお教えしていきたいと思っています。

最後に、オキナワ式の本は良書ですが、オキナワ以外の日本では合わない点もあります。よって、ちょとやってみてこれは合わないと思う点は、無理なさらないように。楽しんで、自分に合うとこだけ、いいとこどりしてください。

投稿: まめこ(お返事付) | 2009/09/21 15:01:26

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