No1シェフ・ベジごはん処:Candle79★★★アッパーイースト
昨日の記事の続きを更新予定でしたけど、読者反応クリックが少なかったので、別記事にします。ちょこっと読者投票アンケートもつけてみたんですが、ご協力ありがとうございました。海外旅行ランキングからの訪問者が多いので、NYローカル情報にご興味があるのかなあと思っていたら、やはりそうでもないのかな。とか、感じるところがあったので、NY旅行・留学に役立ちそうなローカル情報よりも、今後日本でも起こりそうな全体的な美健楽(ウェルネス)トレンド情報、日本でも実践できるグリーングルメ食事法なぞを、今後増やしていきたいと思います。
さて、先日、シェフ・ベジごはんとおうち・ベジごはんの二極化について書きました。今日はお友達と、シェフ・ベジごはんの最高峰、
★★★Candle 79(キャンドル 79)・アッパーイースト
にランチにでかけてきたので、その撮りたてほやほや写真をアップします。お店外観↓。いかにもハイソなマダムたちが闊歩するのが、古くからの高級住宅地、アッパーイースト。私もこのあたりに、半年ほど住んでいました。お金持ちしか住めないとこですが、当時勤めてた会社がこのエリアにマンションをもっていたのです。ラッキーでした。
ここは、今NYでNo1のシェフ・ベジタリアン・レストラン、だといろんな意味で思います。普通のレストランガイドのZAGATでの評価も高く、
「自分がベジタリアンでも、ベジタリアンでない友人を、罪悪感なしに(苦笑)連れていける店」
と言われている。そして出てくる料理が、なんでできているのか見当つかないくらい、シェフの技・創造性が光ってます。そしてここは、私がNYに健康グルメ料理の勉強にくるきっかけとなった店でもあります。3-4年ほど前にたままたここを訪れた私は、ここの
●Signitureメニュー(シグニチャー、つまり店を代表する名物料理):セイタンピカタ ($23)↓、に衝撃を受けました。理由は、
1)チキンとしか思えない歯ざわりと食感なのに、動物性ではないというし、セイタンといわれてもよくわからなかった
(マクロビオティックのまずい瓶詰めセイタンは知っていたけど、それと同じものだとは考えもしなかった)
2)それ以外の料理やソース、カクテルに関しても、美味しいけどなにで出来ているのか、想像もつかないし複雑で美味しい味。
3)お店の雰囲気が、ベジタリアンカフェっぽくない。昔からの高級住宅地アッパーイーストらしい、高級レストランのハイソな雰囲気。また、ベジタリアンぽくない普通のアッパーイーストの住人らしき顧客が多い
健康的なんだから多少まずくてもしかたない、と思っていた私に、
●美味グルメ優先の健康料理(つまりグリーングルメ)
があると知らしめてくれた、ともいえましょう。またこの、
●おいしいけど、何でできているのかわからない
というところが、健康料理好き、レシピマニアを自認していた私には、ちょっと悔しかった。日本では精進料理やマクロビオティックをやっていたけど、NYにはベジタリアン・健康料理のさらに奥深い世界があることを、なんとなく感じたんですね。よし、それなら、健康料理を勉強するならアメリカ、NYだろうなあと、なんとなく思いました。で、今年NYの健康料理学校に留学して、はや4か月。さあ、今ならあのときみたいに、なにでできているのか、見当もつかないということはないだろう、リベンジができるかも!とも思って、でかけてみたのでした。
その料理が↑の写真。そして今回、ベジタリアンではないグルメ優先、でも健康にも気を使っている、5割ベジタリアン?くらいなお友達も誘ってみました。私の舌・味覚は、最近とみにベジタリアン化してきているので、もっと一般よりの人の意見も聞きたいなと思ったんですよ。そして結果は、
+だいたい全部、なにでできているか、どんなシェフの技を駆使しているのか、わかりました。グリーングルメシェフの勉強は、役立っているようです。よかったー。
+記憶の中のセイタンピカタは超美味でしたが、自分で美化していないか、実は心配してました。でもやっぱり、今でもおいしかったです。セイタンがあまり好きでないらしい友人も、美味しいといっていました。ただし、私のベジタリアンシェフとしての味覚・スタイルができてきたせいか、個人的にはもうひとつ、ぴりっとしたインパクトがほしかったです。ちょっとチリやハーブを効かせるとかね。
と、やたらほめてますし、私の美健楽度評価★★★の最高点なんですが、ひとつ欠点が。それは
‐ ベジタリアン食事処にありがちなように、料理のあたりはずれが大きい、
ってとこ。こっちのメキシカン・ブリトーに入っていたセイタンは、はずれ。
セイタンがあまりおいしくなくて、ないほうがおいしいかも。というか、わたしなら、スモークしたテンペを使うなあ。そっちのほうがよほど美味しいと思う。一見、辛い赤いチリソースやら緑のミントソースに見えるソースが、実は赤ピーマンとコリアンダー(チアントロ)というベジタリアンっぽいひねりはよかったんですけどね。
ちなみにデザートはどっちも、一見普通のチョコレートムースとリンゴ系デザートでしたが、ベジタリアンならではの、バター、ミルク、たまご不使用。なのに、ふつうのデザートよりもこくがちゃんとでていて、それをだすための裏ワザも効いていて、美味しかったです。
チョコムースは、バターの代わりになんの油を使うのかが決め手。ふつうのベジタリアンやマクロビオティックのデザートは、チョコ(カカオ)の代わりにキャロブ(いなご豆の粉)使ったり、バターの代わりになたね油使ったり、貧乏くさくてまずいの。でもここはさすがに、本物のカカオを使い、バター代わりはココナッツオイル。そう、グリーングルメで美味優先にすると、ちょいとお高いけど、健康的な本物カカオやココナッツオイルを使うのが味の決め手なんですよ。
こちらは豆乳とたぶんココナッツミルクのアイスクリームを、フィロとよばれるうすーいぱりぱり皮で包んだ、ヘルシーなアップルパイ風。フィロはギリシアの食材だけど、ふつうのパイと違ってヘルシー、だけどぱりぱり感はあるとのことで、ベジタリアンレストランでよくつかわれる、最近人気の食材。うちの学校でも、パイ生地代わりによくつかいます。どちらもラズベリーソースが、よいアクセントになっているのと、盛り付けも日本人パティシエの繊細・芸術的わざと比べると甘くてシンプルですが、わりときれいめで素人ばなれしています。
ちなみにここは、B級グルメ価格ではありません。セイタンピカタだけで23ドル、チップや税込で、ひとり45ドル(4500円)でした。シャンパン系カクテルと、メイン1皿、デザート一皿、小さいマフィン1個の2コースです。もし前菜とスープかサラダをたして、4コースにすると70-90ドル(7-9千円)ほどになるでしょう。でも、メインの一皿が日本人には十分大きく、これだけでだいぶおなかいっぱいになるよう計算されているので、予算は45ドルくらいで大丈夫。もし土日のややお得なセットメニュー28ドルにすれば、セイタンピカタは食べられませんが、税、Tax込で35-40ドルくらいで収まると思います。ベジタリアンでない、ZAGATの人気フレンチやイタリアンにいくと、ランチでも軽ーく100ドル(1万円)近くかかるので、それと比べればまだB級価格?と思ったりして。。
今後、こういう、シェフ・ベジごはんの高級ベジタリアンレストランが、日本にもできるでしょうか?今の日本のベジタリアンレストランといえば、ほとんどマクロビオティック料理か精進料理。野菜料理を売りにしてますが、どことなくエコで地味くさい。ベジタリアンでない友人をさそったり、デートに使えるほどの雰囲気の店はほとんどないです。もっとフレンチやイタリアン風に盛りつけやインテリアも素敵で、ベジタリアンでない友人を誘ってもいいわけせずに済む、グルメ優先健康的でもある店を、期待します。
それには、フレンチやイタリアンを極めたシェフが、私の通うNYの健康系料理学校に通って、ベジタリアンのテクニックや食材知識を身につける。そしてそれを、普通のフレンチやイタリアンに応用して、華やかで新しいベジタリアン料理を作りだしていただく、のが一番なんですけど。私?いやいや私は、こういう凝ったシェフ料理は、基本的に自分で作るのは、実は好きじゃないんです。毎日の食事づくりに実動時間30分以上かけたくない、楽ちん優先の人なんで。今回シェフごはんを習う健康系料理学校にはいっってしまい、実技試験で4時間もかけて、一皿の凝りまくったアントレ(メイン)を作れるようにはなりましたよ。でもね、こういうシェフごはんのわざをより簡略化して、見栄えが華やかで凝っているようにみえる、でも実は楽ちんにできる、美味で健康的なおうち・ベジごはんのレシピを作るほうが、好きなんです。こういう凝ったシェフごはんは、外で食べるだけで十分です。(といいつつ、デート用には見栄はって、作るかも。。。)
ちなみに、このセイタンピカタ、このレストランがだしている料理本に、レシピを公開しています!ソースがクリームソースにみえるけど、ミルクやバターは動物性なので一切不使用。そのかわりになんと、豆腐ソースつかって、ミルク代わりにしてるそう。そうそうひとつだけ分らなかった、ピカタの上のピクルスですが、”ケッパー・ビーン”って説明されました。高級スーパーで売られている食材だそうなんで、今度調べにいきます。さてこのレシピ本、調べてみたら、高いけど日本のアマゾンでも洋書として売っていました。ご参考までにリンクしておきます。私?もちろん購入済みです。
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